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徹底できていない場合は中止の判断も?イベント主催者に求められている熱中症対策とは

2024.07.18
  • コラム

過去に例のない危険な猛暑!従来の対策では不十分な可能性があります!

2024年4月から熱中症による重大な健康被害が生じるおそれがある場合に発令される「熱中症特別警戒アラート」(熱中症に対して最大級の警戒呼びかけ)が新設されました。
もしイベント期間中に「熱中症特別警戒アラート」が発令された場合、イベントの主催者はどのような対策を取るべきでしょうか?
環境省による「熱中症特別警戒アラートに関するキーメッセージ」によると「全ての人が熱中症対策を徹底できているか確認し、徹底できていない場合は、運動、外出、イベント等の中止、延期、変更等」を判断することが求められています。
未曾有の猛暑が続く今年の夏、従来通りの熱中症対策だけでなく、新たな対策を講じる必要があるかもしれません。いま一度気を引き締めて、イベント主催者ができる準備や対策について確認してみましょう!

⁨⁩これまでと同じ対策では不十分の可能性も。この夏のイベント主催者に求められる熱中症への対策とは?

対策1 日陰エリアの提供や冷却設備の導入

熱中症を引き起こす一番の要因は、体温の上昇です。気温の高い時間帯の野外や、閉め切った屋内では熱中症を引き起こす可能性が高まります。

イベント会場に冷房設備が整っていない場合は、冷風機やミストシャワーなどを設置し、少しでも涼を取ることができる状況を作る必要があります。

野外の場合は、テントやパラソルを設置して日陰の場所をつくり、待機列や休憩エリアを日差しから守ることで、参加者を危険な日差しから守る環境を整えます。

対策2 水分補給の呼びかけと飲み物の十分な供給量の確保

水分補給を十分に行っていれば、熱中症を引き起こすリスクは下げることができます。いつでも水分を補給できるよう、自販機や売店でのドリンクの提供を切らさないよう十分な供給量を確保することが重要です。

水だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液などの塩分の補給もできるドリンクの提供ができるとなお良いでしょう。

また、開場内のアナウンスやサインを用いて定期的に水分補給を呼びかけることも忘れずに行いましょう。

対策3 万が一に備えて救護エリアの設置とスタッフへ対応研修

参加者が熱中症を発症した場合に備えて、救護エリアを設置し医療スタッフを十分に配置することも重要です。

救護エリアは分かりやすい場所に設置し、案内表示を明確にすることで、緊急時にスタッフが迅速に対応できる体制を整えます。

また、会場スタッフには熱中症の初期症状や応急処置の方法についての研修を行い、万が一の場合に備えて迅速な対応ができるように準備しておきましょう。

対策4 野外での活動を最小限にするデジタル整理券を導入する

イベント主催者を悩ますイベント会場前や物販などで発生する待機列を解消することも、夏のイベントでは重要な熱中症対策と言えるでしょう。

待機列を解消する手段として「デジタル整理券」の導入が挙げられます。デジタル整理券を利用するメリットは以下の通り。

1.開場前待機を解消

事前にスマホで整理券を配布することができるので、参加者はイベント前に自宅から整理券を取得可能に。当日の開場前待機を解消できます。

2.待機列を1/5短縮

整理券番号に応じた呼出時間を指定できるので、参加者は指定された時間になるまで涼しい場所で待機することができます。また、呼出人数も指定できるので、待機列の流れをスムーズにして混雑を解消することも可能です。

3.デジタルならではの管理画面で呼出状況を可視化

主催者は会場内のどこにいても呼出状況を把握することができ、待機列をコントロールすることができます。

安全にイベントを開催するために

熱中症特別警戒アラートが発令された場合、イベント主催者として取るべき対策を徹底することは、お客様や出演者の安全を守るために欠かせません。

参加者の健康と安全を第一に考え、熱中症予防に努めることが、成功するイベントの鍵となります。

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